くさび緊結式足場に関するQ&A
- Q. a1711 アルバトロスの一層目の鋼製踏板(アンチ)の高さに決まりはありますか?
- A.
アルバトロスの一層目の鋼製踏板の高さは2m以下に設置するようにしてください。
システム承認に「地上第一の布は、地上から2.0m以下の位置に取り付けること」とされており、 仮設工業会の
「くさび式システム足場の組立て及び使用に関する技術基準(承認編)」で、 「くさび式システム足場では、
後踏み側のみ先行手すりを設置することがあり、この場合、先行手すりのない前踏み側の座屈を防止するため
には水平工として機能する床付き布わくの設置が必要となる。このため、くさび式システム足場における地上
第一の布は、地上第一の床付き布わくということになる」 と定められています。
※床付き布わく=鋼製踏板(アンチ)
出典:一般社団法人仮設工業会「くさび式システム足場の組立て及び使用に関する技術基準(承認編)」15頁(一般社団法人仮設工業会,初版,2023)
- Q. a1433 アルバトロスで先行手摺ブレスを設置していれば手摺代わりとして認められますか?
- A.
- Q. a1435 アルバトロスのブレスは墜落制止用器具(安全帯)の取り付け設備としての機能はありますか?
- A.
- Q. a1656 足場材でステージを組んでいます。 長期間使用する場合の点検について何か法的な決まりはありますか?
- A.
- Q. a1728 アルバ吊下昇降階段は梁間方向W1524で階段を設置しているが、法令、強度上問題ありませんか。
- A.
- Q. a1729 アルバ吊下昇降階段は、労働安全衛生法第88条による計画届は必要ですか。
- A.
- Q. a1742 2023年(令和5年)10月以降に改正された労働安全衛生規則の足場にかかわる内容を教えてください。
- A.
2023年に改正された労働安全衛生規則で、足場にかかわる部分は以下の3点です。
1 令和6年4月1日施行 安衛則第561条の2(新設)
幅が 1 メートル以上の箇所において足場を使用するときは原則として本足場を使用することが必要になりました。
※幅が1m以上の個所については添付の資料をご参照ください。
2 令和5年10月1日施行 安衛則第567条、第568条、第655条
足場の点検時には点検者の指名が必要になりました。
事業者及び注文者が足場の点検 (つり足場を含む。)を行う際は、あらかじめ点検者を指名することが必要です。
3 令和5年10月1日施行 安衛則第567条、第655条
足場の組立て等の後の点検者の氏名の記録・保存が必要になりました。
足場の組立て、一部解体、変更等の後の点検後に、点検者の氏名を記録・保存することが必要です。
詳細は厚生労働省発行の「足場からの墜落防止措置が強化されます」リーフレットをご参照ください。
- Q. a0626 梯子緊結金具の重ね代長さを1.5mより短くすることはできないのですか?
- A.
- Q. a0631 アルバトロスは単管本足場の労働安全衛生規則が適用されますか?
- A.
アルバトロスは労働安全衛生規則571条の単管本足場第1号~4号が適用されます。
(その他一般的な手摺や足場の脚部などの足場共通事項は全て適用されます。)
(1)建地の間隔は、けた行方向を1.85メートル以下、はり間方向は1.5メートル以下とすること。(棚足場などで4方に筋交いを設けた場合は適用されません)
(2)地上第1の布は、2m以下の位置に設けること。
(2mを超えた場合は、根がらみに鋼製踏板を設置してください)
(3)建地の最高部から測つて31mを超える部分の建地は、鋼管を2本組とすること。ただし、建地の下端に作用する設計荷重(足場の重量に相当する荷重に、作業床の最大積載荷重を加えた荷重をいう。)が当該建地の最大使用荷重(当該建地の破壊に至る荷重の2分の1以下の荷重をいう。)を超えないときは、この限りではない。
(4)建地間の積載荷重は、400kgを限度とすること。
(積載荷重は使用状況によって変わります。詳細はカタログをご確認ください)
※平成27年度に安衛則が改正され、(3)の内容が追加されています。
- Q. a0632 アルバトロスにアルミ朝顔を取り付けることができますか?
- A.
- Q. a0708 労働安全衛生規則第563条改正後の「建地と床材との隙間を12cm未満とする。」の対策はありませんか。
- A.
- Q. a0719 労働安全衛生規則第571条5項に「最上層及び5層以内ごとに水平材を設けること」とありますが、アルバトロスにも必要ですか?
- A.
- Q. a1068 アルバトロスで組んでいるとき、後踏み側にメッシュシート・防音パネルなどを設置した場合に巾木がいらないという資料はありますか?
- A.
- Q. a1109 Lパタ巾木の水平板は鋼製踏板にどれくらい載せればいいですか?
- A.
- Q. a1269 アルミ朝顔の1段目の高さには決まりはありますか?
- A.
高さの決まりはあります。
朝顔の設置を定める国土交通省の通達している「建設工事公衆災害防止対策要綱」に、
「3 最下段の防護棚は10m以内の位置に設けること」
とされていますので、1段目は10m以内の箇所に取り付けてください。
一般的な取り付け高さについては、建設業労働災害防止協会の「足場の組立て等工事の作業指針 作業主任者技能講習テキスト」によれば、「一般には、地上からの高さ4~5mの箇所に一段目を設け、二段目以降は下段の防護棚から10mより低い間隔のところに設けることが望ましい」とされています。
※10m以下であれば4~5m以上でも問題はありません。
出典:建設業労働災害防止協会『足場の組立て等工事の作業指針 作業主任者技能講習テキスト』213頁(建設業労働災害防止協会,第4改訂5版,2020)