別冊 仮設機材災害防止法令集
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■ 各項目別法令教育と資格103教育と資格10特別教育2特別教育(足場の組立て・ハーネス)2【要求性能墜落制止用器具の選定】墜落による危険の恐れに応じた性能を有する墜落制止用器具の選定要件「墜落による危険のおそれに応じた性能を有する墜落制止用器具(要求性能墜落制止用器具)」の選定要件は以下のとおりです。これらの要件は、2019(平成31)年1月25日に改正された「墜落制止用器具の規格」(平成31年厚生労働省告示第11号)とガイドラインにおいて規定されます。要件① 6.75mを超える箇所では、フルハーネス型を選定2m以上の作業床がない箇所又は作業床の端、開口部等で囲い・手すり等の設置が困難な箇所の作業での墜落制止用器具は、フルハーネス型を使用することが原則となります。ただし、フルハーネス型の着用者が地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75m以下)は、胴ベルト型(一本つり)を使用することができます。※一般的な建設作業の場合は5mを超える箇所、柱上作業等の場合は2m以上の箇所では、フルハーネス型の使用が推奨されます。※柱上作業等で使用されるU字つり胴ベルトは、墜落制止用器具としては使用できません。U字つり胴ベルトを使用する場合は、フルハーネス型と併用することが必要となります。要件② 使用可能な最大重量に耐える器具を選定墜落制止用器具は、着用者の体重及びその装備品の重量の合計に耐えるものでなければなりません。(85kg用又は100kg用。特注品を除く。)出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000473567.pdf)198

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